ID : Pass : 新規登録
google
情報共有メニュー
一般のかたへ
医療関係者のかたへ
情報共有WEBログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

Net4U SNS ログイン
メールアドレス
パスワード

次回から自動的にログイン
ホームページ運営協力

平成28年度 緩和ケアを学ぼう会

(旧:地域緩和ケアリンクスタッフ研修会)
    

 従来の地域緩和ケアリンクスタッフ研修会は、リンクスタッフ(主に介護施設の看護職と地域の福祉介護職)を対象とした緩和ケア研修会でしたが、平成24年度より、地域のより多くの介護施設職員や福祉職の皆さまに気軽に参加していただけるような学びや交流の場を目指して、名称からリンクスタッフという言葉を外し、『緩和ケアを学ぼう会』に名称を変更いたしました。

 
 
第2回 緩和ケアを学ぼう会  3/27 UPLOAD!
  【日 時】 平成29年3月6日(月) 18:30~20:10
  【会 場】 鶴岡市立荘内病院 3階 講堂
  【参加者】 132名 アンケート協力者:120名(91%)
 
  【内 容】 1. 事例・取り組み紹介
  1)「みずばしょうのデスカンファレンスについて」
     介護老人保健施設みずばしょう看護師
                齋藤 朋 氏
  2)「末期がん患者の思いに添える援助を目ざして」
     ひまわり居宅介護支援事業所 管理者・介護支援専門員
                浜岡 めぐみ 氏

2. 講義「介護の現場で終末期を支える際の留意点」
     鶴岡協立病院 副院長 髙橋 美香子 氏
 
アンケート集計結果はこちらからダウンロードできます。
  平成28年度 第2回 緩和ケアを学ぼう会(PDF形式)
 
○事例発表
1)みずばしょうのデスカンファレンス 斉藤朋さん
 老健施設での看取りケア後に開催している多職種スタッフでのデスカンファレンスの紹介でした。生活の延長線上に看取りがあるという理念のもと、おひとりおひとりに丁寧に関わって看取りをされていることが伝わってきました。カンファレンスに参加してみて、良かった点として次につながる、他のスタッフの思いを知ることができるなどの面が在る一方で、同じようなカンファレンスで良かったこと、できたことばかりでは不十分と感じるなどの意見があったとのことです。スタッフにはエンゼルケア、看取りを経験していない方もおられるとの ことで、今後も継続してデスカンファレンスは行っていきたいとのことでした。

2)末期がん患者の思いに添える援助をめざして 浜岡めぐみさん
 進行肺がん、脳転移の方に治療中から支援した事例の紹介でした。当初は介護サービスの利用は希望されず、介護は配偶者がするもので、自分のやりたいことをやる、という思いを受け止めておられました。しかし、その後脳転移の進行によるADL低下に伴い、介護サービスの受け入れもあり、臨機応変に体調に応じたデイサービスでの短期間の入浴、送迎には看護師が同行するなどの家族の不安への対応をされていました。最終的には、ご本人のやりきれなさや憤りが配偶者に向かってしまい、また夜間の介護負担なども大きく、入院になった経過で した。ご本人とご家族が困った時に速やかにサービスを受け入れて下さっており、素晴らしいと思いました。

○講義
 病院、在宅、介護施設で疾病や病態問わず、緩和ケア、看取りを実践されており、経管栄養(胃瘻など)をしている方の支援にも積極的な高橋先生。老衰(経管栄養なし、経管栄養あり)、がん、慢性疾患の看取りまでの身体機能低下の軌道、パターンについてわかりやすくお話がありました。
 印象に残ったこととして、看取りは生活の延長線上にあること、死ぬことを支えられずに生きることを支えられない、施設で最期まで過ごしたいといわれることは施設職員の誇りである、医師として、先生に最期を看取って欲しいといわれることも自分にとっては誇りである、自分だったらこんなふうに最期を迎えたいと思うことを実践していきましょう、との言葉でした。
 高橋先生は、普段から経管栄養を積極的に取り入れておられ、その方達の看取りまでの栄養調整なども細やかに行っておられるとの紹介もありました。
 最後に、多職種、多施設で協力しながら、地域の方が安心して最期まで過ごせる地域にしていきましょう、と参加者へメッセージがありました。


アンケート結果をみますと、緩和ケアを学ぼう会参加者のニーズは、終末期の患者・家族とのコミュニケーション・意思決定支援、看取りのケアで、多職種からの経験事例と医療職からの緩和ケアや看取りの講義を希望されている方が多い傾向です。

この結果を踏まえ、来年度の緩和ケアを学ぼう会も年2回、介護現場の方に焦点をあわせながら、経験談の発信の場、また学びの場を作っていく予定です。

第1回目は6月5日(月)に決定です。

また、10月31日(火)には、特別編として、「地域におけるがん患者の緩和ケアと療養支援情報普及と活用プロジェクト」の支援を受け、がんの在宅療養を考える場として、宮城のホームホスピスにじいろのいえの今野まゆみさん、在宅緩和ケアで有名な岡部医院の河原正典先生、帝京大学腫瘍内科の渡邊清高先生をお迎えして、講演と参加者での意見交換を行いたいと思っております。
http://plaza.umin.ac.jp/homecare/
 
 
 
 
 
 
第1回 緩和ケアを学ぼう会  11/29 UPLOAD!
  【日 時】 平成28年10月14日(金) 18:30~20:00
  【会 場】 鶴岡市立荘内病院 3階 講堂
  【参加者】 72名 アンケート協力者:67名(93%)
 
  【内 容】 1. 事例・取り組み紹介
  1)「介護施設における看取り~多職種連携のもとに」
     特別養護老人ホーム ふじの花荘 主任介護員兼介護支援専門員
            奥山 由樹 氏
  2)「進行がんの利用者と家族の状況変化に応じた在宅の関わり」
     鶴岡地区医師会 訪問看護ステーションハローナース 理学療法士
            本間 美佳 氏

2. 講義「看取りのケア」
     鶴岡市立荘内病院 内科・緩和ケアチーム医師 和泉 典子氏
 
アンケート集計結果はこちらからダウンロードできます。
  平成28年度 第1回 緩和ケアを学ぼう会(PDF形式)
 
 事例発表と講義
 1)特養ふじの花荘での看取りの取り組みについて。
 胃瘻での栄養管理をしていた方が入院。
 退院後から看取りに向けた話し合いを重ね、施設で看取る方針となる。
 苦痛が強く経管栄養を減らし、中止、苦痛なく最期を迎えた事例。

 2)長期間在宅で療養している進行がんの支援事例。
 療養期間の中で、認知機能低下も影響し、痛みの評価が難しく、また、家族のつらさへの
 対応に悩まれながら多職種で支援した経験の紹介でした。

 3)看取りのケアの講義
 終末期の意思決定、臨終前後の家族へのケア、苦悩する人に向き合うための基盤となる
 聴く姿勢、自分たちの支えを大切にしようというお話。
 
 
緩和ケアを学ぼう会は3月の上旬に第2回目を計画中です。